摩利支天の図
「摩利支天」と検索すると同じ図柄の絵が何点か出てきます。何かの図が大元になっているのは分かりましたが、分からないまま何年も経っていました。
国立西洋美術館「北斎とジャポニスム」展に出かけると、一番最初にこの「摩利支天」の元になった北斎漫画の図が展示してありました。
まさか北斎漫画六編だったとは思いも寄らぬ事です。 葛飾北斎Wikipedia 北斎漫画Wikipedia
フルコンプリート素材集より
フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト作
北斎展・東京国立博物館 2017年
北斎漫画三編が手元にありますので、他の図ですが掲載いたしました。程度が悪くい古本でしたので安く買えましたが、お顔や肌が肌色に彩色されていない版でした。すみだ北斎記念館では、良い状態の北斎漫画や他の作品がありますので、ためになります。
四天王と荼枳尼天、稲荷大明神
摩利支天の掛軸は北斎漫画を大きく描き、彩色した作品でした。誰の作品か、制作年代はいつであるか不明です。
※追記 昭和バブル末期に熱海市在住の佐藤さんが、描いていただいただいたそうです。以前は中野区に住んでいました。御親戚の方から情報をいただきました。