寺子屋掛軸
江戸時代の寺子屋を描いた図です。
読み書きそろばんを教える場所が多くありました。
明治になって西洋の文化を一気に取り入れることが出来たのは、この当時にかなりの割合の子供達が、寺子屋で学んで読み書きや計算が出来たからでした。
なかなか元気な子供達です。
女の子は、これ以外にも裁縫も習っていました。嫁に行くときの大事な教養です。
尾形月耕は安政6年(1859)に江戸京橋弥左衛門町に生まれました。
父のすすめにより絵を独学で学びましたが、後に菊池容斎に学び、次第に知られるようになりました。
明治31年(1898)には日本美術院創立に参加し、正員となって活躍しています。
明治天皇がお買い上げになった作品もありました。
大正9年(1920)牛込新小川町でなくなっています。満60歳でした。